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おおわださん冊子

 投稿者:仁美  投稿日:2010年 1月24日(日)02時02分41秒
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  大和田(おおわだ)順子(じゅんこ)さん  -企業から変える生き方-

LBA(ロハスビジネスアライアンス)代表。

LOHAS(ロハス)という概念を日本に初めて紹介した人物と言われている。
東急百貨店、東急総合研究所、ザ・ボディショップ、イースクエア等での20年を超える企業人生活を経て、2006年4月に独立。「人と地球と地域の健康を考え、持続可能な社会を志向するライフスタイル・ロハス」を日本で広め、定着に努めることをライフミッションと考え、LBA設立後は講演や研修、執筆やコンサルティングに奔走中。

東急総合研究所時代には「百貨店人のためのエコロジーハンドブック」を作成。業界初の試みとして、注目を集める。ボディショップ時代にはコミュニケーション部長として、企業価値を高めるための企画運営などに携わった。

主な著書に『ロハスビジネス』(朝日新書、2008)、『日本をLOHASに変える30の方法』(講談社、共著、2006)等がある。

LOHASビジネスとは
"LOHAS(ロハス)"とは、アメリカ生まれのコンセプトでLifestyles of Health and Sustainabilityの頭文字をとったものです。意味としては”健康や環境に配慮し、持続可能な社会を志向するライフスタイル”のことで、コロラド州ボールダーで1997年頃に命名されました。元ヒッピーの人達のオーガニック・ナチュラルビジネスに端を発しています。
私自身の結論としては、「人と地域社会と地球が健康な状態を目指す」のがロハスな価値観であり、ライフスタイルだと考えています。エコロジーの場合は地球の健康にしか興味がないような印象がありますが、そこがロハスとの違いだと思います。
ロハスコンシューマーを対象とした市場であるロハスマーケットは、アメリカの調査機関NMIによる2002年の調査で既に2268億ドル(約27兆円)にまで達しており、「持続可能な経済」「環境に配慮したライフスタイル」「ヘルシーなライフスタイル」「代替ヘルスケア」「自己開発」の5つのカテゴリーに分けて考えられています。
2005年2月の調査では日本でもロハス人口が29%いることが分かっています。ロハスは十分にビジネスとなりうる領域だと言えます。本の帯にも「地球がよくなる!利益も上がる!」と書いているのですが、事業を通じて、社会・環境問題を改善すればするほど利益も上がっていくというのが、これからのビジネスモデルだと思うのです。

私の仕事:LOHASビジネスプロデューサー
 それまでの自分の人生を振り返ると、常に、ロハス的なものに関わってきました。それで、「人と地球と地域の健康を考え、持続可能な社会を志向するライフスタイル・LOHAS(ロハス)」を日本で広め、定着するよう努めることをライフミッションと考えたんですね。
 2006年にロハスビジネスアライアンスを立ち上げました。今まで各社で仕事をする中で出来た、沢山の企業とのつながりを生かして、ロハスに関わる企業に呼び掛け、参加してもらっています。肩書きは、LOHASビジネスプロデューサー。今は中小企業を中心につながりを作っている最中です。

「you can make a difference」
 ザ・ボディショップの創始者アニータ=ロディックの言葉で、私の座右の銘でもあります。あなたが変わって、企業や消費者が変わって、世界が変えられるということをこの会社で学びました。また、企業は収益性と社会性が両輪でまわっていくという考え方もここで身についたと思います。
友人がたまたまボディショップ表参道店の店長になったのがこの会社を知ったきっかけ。日本人は、化粧品を作る際に動物実験をしているという事実すら知りませんよね。そこに、お店を使ってお客さんに行動を呼びかけてしまうという仕組みが面白かった。すぐさま熱烈なラブレターを書いて、知って1年半後には転職、7年間勤めました。コミュニケーション部を立ち上げて、部長をやって…今では各店舗がコミュニティ活動をしていますよね。

出会いが生んだ地域活性化への興味
 私自身は東京生まれ東京育ちです。武蔵野の方なんですけど。でも、地方の方から講演会などの依頼がくることが多くて出向いているうちに、農山村の魅力に取りつかれてしまった。知り合いもたくさんできましたしね。そういった出会いから、地域活性化に関することに今すごく興味を持っています。日本は先進国で一番食料自給率が低い。その一方で、地方には耕作放棄地が沢山ある。では、それを耕せば、自給率は上がるかもしれない。なので、マイブームは、耕作放棄地を開墾して、農地に戻す活動。みなさん一緒に土に触れに行きましょう。「半農半X」という言葉がありますけど、社会人生活を営みながら、無理せず週末のみとか、月に1回とかでも農山村に出向いて土に触れるような生活はすごくいいと思いますね。

<大和田さんの経済観>
お金はライフスタイルの実現のために使う
お金とは、自分がイメージするライフスタイルを実現させるものだと思います。お金を使って、自分が共感する相手のサポートも出来る。お金を使って投票する感覚。自分の価値観を購買活動に転換できるわけです。そう考えると、何に価値があると考えるかという部分を変えれば、お金の使い方は変わってきます。お金は人によって、良くも悪くも使えるから、意味のある使い方を。
例えば帰属したい、大好きなコミュニティのメンバーでいるためにはお金が必要だったり、私の場合農村巡りがしたいだとか、彼らをサポートしたいといった想いがあって、そういうことの実現のために使うのがお金だと思います。「お金を使って良くする」「良くするためのお金の使い方をする」という考え方が大事だと思っています。

お互いに報い合う経済
 都会での生活では全てお金を出さないと手に入れられないような状況があると思うんですけど、農山村では物々交換とか、情報との交換(記事書いてくれたからおいしいものプレゼント、等)というのが現存していて、温かいですよね。お互いに報い合う仕組みがそこにはある。そんな経済が理想ですね。

ローカルな経済
 サスティナブルな町ランキング第一位のポートランド(コロラド州)に行った時に、「ローカルな経済」の重要性に気がつきました。今までは、大きな企業にいたので地域経済には無関心だったんですけども。だから気づかなかったんですが、日本の一次産業をベースにした、地域にお金の落ちる経済の仕組みの必要性を感じましたね。経済的自立、精神的自立、食料とエネルギーの自立が必要だと思います。

企業だからできること
企業の中にいるからこそ出来ることもたくさんあります。例えば大きな鉄道会社なら、地域活性化を「事業」として展開することができます。それは、大きな会社だから出来る。大きくて社会的信頼のある会社には、影響力と資金力をバックボーンに「仕組み作り」が出来るんです。
中小企業も、ロハスな価値観の企業が商品作りをしています。大きな会社では、リスクの大きさから踏み出せないものもたくさんあるので、そういう意味では、小さいところから始めるのはすごく良いことだと思っています。

ロハスな企業にやってほしい5つのルール
①経営者がロハスの価値観を持つこと。
②ミッション経営(環境配慮に関するビジョンを持つなど。数値目標を持つ)
③オリジナリティー(品質やデザイン性に基準を持つ)
④ステークホルダー(共感や信頼関係)
⑤収益性、社会性、透明性
 
 
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